記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
アパレル企業に応募するとき履歴書に何をどんなふうに書けば良いのか悩みますよね。
僕は、長年、アパレル業界で働いてきたので、たくさんの応募者の履歴書に目を通してきた経験があります。
そこで、採用者側に良い好印象を持ってもらえる履歴書の書き方について具体的なポイントを説明していきます。ぜひ、参考にしてくださいね。
目次
アパレルの履歴書の書き方、正社員とアルバイトでどう違う?
アパレル企業への応募で履歴書を書く場合、正社員とアルバイトとでは、履歴書の書き方にどんな違いがあるのかを説明します。
アパレルのアルバイトに応募する場合
アルバイトやパートの場合、面接時間も比較的短めです。そのため、履歴書はできるだけ内容を簡潔にわかりやすくまとめることがポイントです。
アルバイトの採用で面接官が知りたいことは、
・勤務可能の日数・時間など
・どんな経験があるのか(アパレル以外の経験も含め)
・ファッション販売に対する知識や関心度
・応募するブランドへの思い(志望動機)
といったことが主です。これらのことを具体的に記入しておくと良いでしょう。
正社員へ応募する場合の履歴書の書き方
正社員の場合は、自分がどんな人物なのか、ファッション業界に関する知識や経験の有無、さらには将来目指しているイメージなどが明確に伝わるように書くことがポイントです。
正社員の採用で面接官が知りたいことは、
・どんな経験をしてきているか
・その経験が自分にどんなふうに役立っているのか
・応募する企業に対する思い(志望動機)
というようなことです。
志望動機や希望職種など具体的な記入内容はあとで詳しく説明しますが、まずは自分がどんな人物で、その企業でどんな将来像を描いているのかがわかるような履歴書にすることです。
アパレルの履歴書の志望動機はどう書けば良い?【例文あり】
履歴書を書く場合、悩むことが多い志望動機は、どう書けば良いのか教えます。
履歴書に志望動機を書くときのポイント
アパレル企業の募集で、よくある志望動機は、「ファッションが好き」、「洋服が好き」「(応募する)ブランドが好き」といったものです。でも、アパレル業界の面接官に自分のことを印象づけるには、ちょっと物足りないのです。ファッション業界に応募する人なら、ファッションや服が好きなのは当然ですよね。
そこで、どんなふうに志望動機を書けば良いか説明します。
志望動機はこう書く!
・最初に志望理由を書く。
最初に、なぜ応募したのか、その理由を書きましょう。そうすることで伝わりやすくなります。
・応募するブランドや企業がどんな人材を求めているかを知る
まずは、応募先のブランドや会社が求める人物像を理解することです。公式サイトや求人情報などをチェックし、把握しておきましょう。
・積極性をアピールする
採用後の未来像を具体的にアピールする。販売職なら、どんな販売員、店長になりたいのかなどを書くと良いです。
・そのブランドや会社のどこに魅力を感じたのかを書く。
同業他社などと比較し、どんな特徴があり、どこに魅力を感じたのかを書きましょう。
未経験者が志望動機を書くには
アパレルでの勤務経験がない方が、履歴書で志望動機を書く場合、どう書けば良いのか説明します。
~例文~
ファッションが好きをアピール
私が貴社を志望する理由は、ファッションで多くの人々に喜びやを楽しみを与えることができるからです。私は学生時代からファッションが好きで、アパレル関係の仕事に携わりたいと思っておりました。今は、いろいろなお店を見て回ったり、雑誌やWEBなどでファッション業界についての勉強をしております。接客を通じ、トレンド情報を具体的に提案し、たくさんの方に貴社を商品をアピールしていきたいです。
応募するブランドが好きをアピール
私が、ファッションに興味を持つようになったきっかけが、貴社の◯◯ブランドの商品でした。他社のブランドとは違い、細部にまでこだわったデザインにとても魅力を感じ、貴社のブランドに携われる仕事がしたいと思いました。アパレルでの経験はありませんが、貴社の商品作りに対するこだわりやコンセプトに共感を覚え、より多くの方に貴社ブランドの良さを広めたいと思い、応募させていただきました。
アパレル未経験でも別のバイト経験あり
雑貨店のアルバイトを◯◯年間経験しました。もともと洋服が好きで、貴社のブランドは学生時代から愛用させていただいております。貴店の販売員の方がいつも親身に相談にのっていただけるので、とても安心して購入させていただいております。私も、お客様に満足していただけるような仕事をし、大好きなブランドの魅力を伝えていきたいと思い、応募いたしました。
セールスポイントをアピールする
アパレルの経験はないけれど、それをカバーするために取り組んでいること、経験してきたこと、また、例えば体力には自信があるなど自分のセールスポイントをアピールしましょう。アパレルではないが、接客業を経験してきた、ファッション関連の資格があるなどアパレルの仕事に活かせることなどを伝えるようにしましょう。
さらには雑誌や本などでファッション業界について勉強しているなどの取り組みなども書くと良いですよ。
経験がなくても、前向きな取り組み姿勢や熱意を伝えると採用されやすくなりますよ。
転職する場合の志望動機を書くには
~例文~
他社のアパレル経験あり
◯◯ブランドで◯年間、販売スタッフをしておりました。販売スキル、商品管理、レジ業務、顧客管理など店舗業務全般について多くを学びました。以前から貴社のブランドに携わりたいと思っており、今回、貴社の応募を拝見し、今まで身につけたスキルを活かし、大好きなブランドの良さを広くアピールし、販売目標の達成に貢献していきたいと思います。
転職するときの履歴書に書く志望動機は、自分のステップアップやスキルアップを目指すために、応募したというような内容を伝えることがポイントです。
前職のマイナス面などや嫌なことがあったから、転職をするといったことを書くの避けましょう。採用側からすれば、何か嫌なことがあればまた辞めるのかなと思われてしまいます。
履歴書の職歴欄の書き方
アパレルの応募時の履歴書で職歴欄の書き方について説明します。
時系列で書く
職歴は、応募者が「どのような仕事や経験をしてきたのか」がわかるようにします。
職歴の書き方
平成◯年◯月 株式会社◯◯ 入社
平成◯年◯月 株式会社◯◯ 一身上の都合により退職
平成◯年◯月 株式会社◯◯ 入社
平成◯年◯月 現在に至る
以上
アルバイトの経験はそのまま記入
正社員ではなく、アルバイトで働いていた場合は、「アルバイト」と記入します。また、アルバイトの期間が短期間のものは省略し、職歴の長いものだけ記入しても大丈夫です。
アルバイトの職歴を書く場合
平成◯年◯月 株式会社◯◯ 入社
平成◯年◯月 株式会社◯◯ 一身上の都合により退職
平成◯年◯月 株式会社◯◯ 入社
平成◯年◯月 現在に至る
派遣で働いていた場合の書き方
派遣社員で働いていた期間は、「就業」、期間の終了時期は、「派遣期間終了」と書きます。
また、会社名は、派遣社員として登録した会社名を書きます。
長所・短所・特技はどう書く【例文あり】
アパレルの履歴書を書く場合の長所、短所、特技をどう書いたら良いのかをまとめています。
「長所・短所・特技」は何のために書くの?
履歴書の長所・短所・特技を書く理由ですが、採用側がチェックするポイントとして
・どんな性格・特徴があるのか?
・自覚している性格をどう分析しているか?
・長所・短所をどう活かし、どう克服するか?
このようなことを伝わるよう書くと良いですよ。
長所を書くときのポイント
長所は、できるだけ簡潔で具体的に書きましょう。そのためには、長所の根拠となるエピソードを書くとわかりやすくなります。
長所の書き方
①長所(結論)・・・前向き、粘り強いなどの長所を書く。
②根拠・・・その長所が発揮できた経験やエピソードを書く。
③どう活かすのか・・・自分の長所をどう仕事に活かしたいのかを書く。
長所の書き方~例文~
●責任感が強い
私は責任感が人一倍強く、一度やりはじめたことは困難があっても最後までやり通します。高校時代に「責任感があるから」とバレーボール部のキャプテンに任命されました。強いチームではなかったので、どうしたら強くなるのかをみんなと話し合い、練習方法を見直したり、後輩の指導を行ったなどチーム全体の状態をチェックしたりしました。自分自身のレベルも見つめ直し、集中的にチームを強化していきました。全員で目標に向かっていけるよう諦めずに努力した経験を、貴社の仕事に活かして、自らの知識、技術の向上に目指し、貢献していきたいと思います。
●協調性がある
私の長所は、協調性があることです。前職でも、スタッフ同士の人間関係やチームワークを大切にし、販売の仕事を行ってきました。情報を共有し、互いにサポート体制が取れるよう常にコミュニケーションを密にし、売上向上に努めてきました。このように協調性を大切にし、貴社に貢献してまいります。
●継続力がある
私の長所は、こつこつとひとつの物事に取り組める継続力があることです。私は、小学校3年生から今までの約18年間、一日も欠かすことなく日記を書いています。その日に起きた事や自分の行動、さらにはそれに対する自分の感情や気持ちなどを書いています。日記を書くことで、自分分析や、過去の行動や出来事から、今ならもっとこうした方が良いだろうということを考えられ、自己の成長にも繋げられるものと考えています。
短所を書くときのポイント
短所を書くときには、その短所を補えるようどう対処しているのかを書きましょう。
単に短所を上げるだけでは、採用側の印象も悪くなるので注意しましょう。
例えば、短所が「優柔不断」であれば、決断するのに時間がかかってしまうが、その分、じっくりといろいろな側面から考えるため、より良い選択ができる。
といったように言い換えて書くと良いですよ。
短所の書き方~例文~
●頑固さ
私の短所は頑固なところです。そのため、こだわりすぎて仕事に時間がかかってしまうことがありました。そこで、自分なりに考えた方法についても、他の人の方法を注意深く観察し、改善すべき点やより良い方法を取り入れ、見直すようにしました。また、周囲の方たちから「こうしたほうが良い」とアドバイスをされた場合には、素直に受け入れるようにしています。そうすることでこだわり過ぎることも減り、仕事の効率も上がるようになってきました。短所である頑固さを理解したうえで他人の意見を取り入れる姿勢が身につくようになりました。
●優柔不断
私の短所は、優柔不断なことです。何かを決めるときもいろいろ考えてしまい決断が遅くなるので、普段の買い物や食事のメニューを決める場合に、どれが良いのかを早く決断するために、店員の方に聞いたり、メリットを自分なりに見つけ、決断するよう心がけています。ただし、高価な買い物をするときなどは、優柔不断な性格を活かし、じっくりと考え慎重に判断し、決めることができます。仕事においては、すぐに判断すべきことか時間をかけて決断すべきことかを見極めて対応していきます。
●大雑把
私は大雑把なところが短所です。細かいことは気にしない性格なため、大枠が決まれば、すぐに行動してしまう傾向があります。スピード感があることはいいのでしょうが、計画性に乏しい面もあり、期日内に仕事が間に合わないといった経験をあります。この短所を克服するため、常に手帳を携帯しメモを取り、計画を立て実行に移すようにしています。また、他人にスケジュールに無理がないかなどチェックをしてもらい、その都度調整をするようにしております。
アパレルの履歴書【本人希望欄】記入のポイント【例文あり】
アパレルの履歴書にある「本人希望欄」は、どこまで希望を書いてOKなのか悩んでしまう部分です。
そこで、「本人希望欄」をどう書いたら良いのか説明します。
本人希望欄を書くときのポイント
本人希望欄は、基本的に「貴社規定に従います」と書くのが一般的です。
本人希望欄は、「働く際にどうしても譲れない条件」を採用者側に伝えるためのものです。
自分の希望を好き勝手に書くものではないので注意しましょう。
希望欄に書いて良いこと
家庭の事情や健康状態などの理由による希望事項や連絡可能な時間や勤務可能予定日などの転職に関する希望事項など入社するのに、どうしても譲れない条件を書きましょう。
希望欄に書いてはいけないこと
給与、休日、待遇に関する希望・・・販売力や仕事ぶりも判断できないのに給与の希望などを一方的に伝えてしまうのは、良い印象を持たれないので気をつけましょう。
「特になし」「ありません」・・・希望がない場合は、「貴社の規定に従います」を書きましょう。希望がない場合でも、「特になし」などの書き方は、丁寧な印象を持たれません。
本人希望欄~例文~
●募集されている職種が複数ある場合
「営業職」を希望いたします。
【注意点】
応募先の企業の募集内容が「営業職」、「事務職」など複数の職種で募集をしていることがあります。その場合、自分が希望する職種を記入します。このとき、募集要項に記載のある職種の名称をそのまま記入します。勝手にアレンジすると、どの職種に該当するのかが、伝わらないことがありますよ。
●どうしても伝えておきたい勤務条件や待遇がある場合
母親の介護のため、月に2回、日曜日に休ませていただければ幸いです。
【注意点】
家庭の事情などでどうしても勤務条件に制限がある場合など、具体的な理由と条件をきちんと記入し、伝えておきましょう。
まとめ
アパレルの履歴者の書き方について、いかがでしたでしょうか?
アパレルの応募で書く履歴書では、その会社やブランドでどんなふうに働き、どうなりたいのかなどが伝わるように書くことがポイントです。
そのためには、自分が経験してきたことや持っているスキル、取り組んでいることなどを交えながら書くと良いですよ。