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パソコンのハードディスクって、簡単に言うと、PCのデータを保存する場所です。HDDとも言います。
なので、ハードディスクの容量が大きいほど、たくさんの写真や動画などを保存できます。
ただ、ある程度、使っているとどうしても容量ぎりぎりまで使ってしまい、動作が遅くなってきたりします。
そうなるとイライラしちゃいますよね(T_T)
そこで、 windows10のCドライブの空き容量が、どれくらい必要なのか、目安や確認方法、さらにはCドライブの空き容量の増やし方について、説明しています。
Windows10ユーザーで、パソコン初心者の方は、要チェックですよ~
目次
ハードディスクのCドライブとDドライブの役割
ハードディスク内の領域は、大体、CドライブとDドライブに分割(パーティション分け)されています。
それぞれの役割について説明します。
Cドライブ
Cドライブには、Windowsがインストールされており、
そのため、Cドライブの空き容量が少なくなると、パソコンの動きが遅くなったり、システムが安定しなかったりしてきます。
Dドライブ
Dドライブは、自分で作ったファイルの保存先や、データのバックアップ先などに使われています。
Cドライブの空き容量の目安はどれくらい?
パソコンのパフォーマンスを低下させないためには、Cドライブの容量を確保しておくことです。
そこで、最低限必要なCドライブの空き容量が、どれくらいなのか、目安について説明します。
ハードディスク(Cドライブ)の空き容量の目安は、一般的には、HDD全容量の10~20%程度必要です。
ただ、これはあくまでも一般論。当然、HDDによって容量は違ってきます。
そこで、具体的な動作のために必要なCドライブの空き容量が、どれくらいなのかの目安を教えます。
まず、最適化するためのデフラグには、Cドライブに、最低15%くらいの空き容量がないときついです。
あと、DVDを作成するなら、5GB程度の空き容量が必要ですし、ブルーレイなら25GB、両面焼く方ならそれぞれ倍くらいの空き容量がないと無理かなという感じです。
Cドライブの空き容量はどれくらい必要?目安は?
ということで、Cドライブの空き容量はどれくらい必要かの目安は、全体の20%程度で、そこにDVDやブルーレイなどの出力メディアに合わせた空き容量が必要になってきます。
つまり、Cドライブの空き容量がどれくらい必要かの目安は、
全体の20%+出力メディアに応じた容量(5GB~25GB)が必要になってくるわけです。
動画などデータ容量の大きいファイルをたくさん保存すれば、空き容量はすぐにいっぱいになります。
そのため、DVDに保存するとか外付けHDDに保存するとか、さらにはクラウドを利用するとかして、パソコン自体に保存するのを避ける方法を考えべきでしょうね。
Cドライブの空き容量と動作速度の関係
Cドライブの空き容量が、パソコンの動作速度にどう影響するのか?
パソコンはメモリと呼ばれる部分を使ってデータを記憶させ、一度覚えた情報を素早い動作に繋げています。
メモリが不足した時は、Cドライブをメモリの代わりとして使います。
仮想メモリと呼ばれるものです。そのため、Cドライブの容量が少なくなればなるほど、仮想メモリとして使用できる部分が減ってしまい、パソコンの速度が遅くなってしまいます。
パソコンが、仮想メモリを使えない状況になるとデータを読み込む処理速度がどうしても遅くなってしまいます。
仮想メモリが使えない、つまりCドライブの容量がいっぱになっていると、パソコンの動作が遅くなり、最悪の場合にはフリーズする可能性があります。
ただ、フリーズしたからといって、強制終了したりすると、大事なデータが消えてしまったり、パソコン本体の故障につながるリスクがあるんですよね。
そんな理由からも、ハードディスクの容量、とくにCドライブの容量は常に余裕を持たせておくこと重要なんです。
Cドライブの空き容量を確認する方法
Cドライブの空き容量がどれくらいあるのかを確認する方法を説明します。
Windows10の確認方法
エクスプローラーから確認する
デスクトップ画面の左下のマークを右クリック→エクスプローラーをクリック
次に、開いた画面の項目から「PC」をクリック
すると、ハードディスクのドライブ(Cドライブ)が表示されています。そこにCドライブの空き容量が表示されているので、簡単に確認できますよ。
設定から確認する
設定から確認するには、先ほどと同じようにデスクトップ画面の左下のマークを右クリックし、エクスプローラーの上にある「設定」をクリックします。
このような画面に変わるので、システムをクリックし、その後、ストレージを選択します。
ストレージをクリックすると、右側にハードディスク(Cドライブ)の空き容量が表示されているのが、わかります。
僕の場合、190GB空きがあることになります。
Cドライブの空き容量を増やすには
Windows10のCドライブの空き容量を増やす方法について、説明します。
ディスクのクリーンアップで増やす
Windows10のディスクのクリーンアップは、容量を確認する画面を開き、Cドライブを右クリック→プロパティ→ディスクのクリーンアップから、できます。
ストレージセンサーで増やす方法
ストレージの画面から、ストレージセンサーの設定をオンにし、今すぐ実行するとクリックします。
こちからの画面から、ストレージセンサーの実行のタイミングを設定しておけば、自動で不要なファイルを削除してくれますよ。
データをDドライブに移す
ディスクのクリーンアップだけでは、どうしても削除されないデータもあります。
その場合、データを保存する場所を別に増やす方法があります。
重たくなったからとむやみにデータを削除してしまうとパソコンの動作に影響が出るリスクがあります。
なので、別の保存先を選択します。
具体的には、「Cドライブ」にあるデータを「Dドライブ」に移すのです。
多くの場合、たぶん、「Dドライブ」って、ほとんど使っていないので、「Cドライブ」で保存しているデータを「Dドライブ」に移動させます。
そうすれば、「Cドライブ」の空き容量を確保できるようになります。
外付けハードディスクに保存
家電量販店とかで、外付けハードディスクは1万円くらいで購入できます。
ちなみに僕は、3つほど持っています。
気をつけたいのは、システムファイル、フォルダを移動してしまうと、動作しなくなることがあります。
外付けハードディスクには、動画や画像などサイズの大きいデータを保存するようにしておくといいですよ。
クラウドストレージに保存
クラウドストレージなら、ネットにさえつながれば、いつでもデータを取り出せます。バックアップ先として利用もできるし、大容量ファイルのやり取りなども簡単です。
代表的なクラウドストレージサービスとしては、グーグルドライブ、Dropbox、OneDriveなどです。有料のものが多いですが、利便性が高いので重宝します。
削除しても容量が減らない?おかしい?その理由とは
Cドライブに必要な空き容量を増やすため、保存されているデータファイルなどから不要なファイルを削除したのに、容量が減らないなんてことがあります。
でも、これはCドライブの空き容量がおかしいわけではありません。
実は、ファイルを削除しても空き容量が増えないのは、正常な動作なんです!
というのは、初期設定状態のWindows PCの場合、ファイルを削除しても、ただちに削除したファイルの分だけ、ストレージの空き容量は増えない仕様になっています。
フォルダやデータファイルを削除するとエクスプローラーでは表示されなくなるので、きちんと削除されたと思いますよね。
でも、実はストレージからは削除されてはいないため、Cドライブの空き容量が増えないのです。
ゴミ箱に移動しただけでは空き容量は増えない
不要なデータやファイルを削除しても、それは「ごみ箱」へ移動しただけです。
つまり、「ごみ箱」にデータを移動しても、ストレージ内の保存領域には、データがあることになっています。そのため、ファイルを削除しても空き容量が増えないわけです。
ゴミ箱に移動しても、そのままでは、すぐには完全削除されないのです。
念の為の安全確保のためです。
とりあえずゴミ箱に残っていれば、復元可能ですからね。(100%ではありませんが)
ただし、「ごみ箱」のプロパティで、「ごみ箱にファイルを移動しないで、削除と同時にファイルを消去する」を選択した場合は、即、完全削除になります。
Windowsの初期設定では、ごみ箱の容量に上限があります。容量を超えた場合は、古いデータから順々に削除されていきます。
そうして、ごみ箱の空き容量が増えると、また新たに削除されたデータがごみ箱に移動されるというわけです。
削除した分だけ空き容量を増やすには?
削除したファイルの分だけ容量を増やすには、ごみ箱に移動したデータをさらにごみ箱から完全削除するだけです。
そうすれば、ごみ箱の保存領域から削除した分の空き容量が増えることになります。
まとめ
Cドライブの容量がいっぱいになるとパソコンの起動などが遅くなるし、ネットサーフィンとかでもページの読み込みに時間がかかるようになります。
これって、本当にストレスになりますよね。
なので、日頃からこまめにCドライブの空き容量を確保するように対応しておくことが大事です。
僕などは、外付けハードディスクを利用したり、今なら、できるだけクラウドにデータを保存するようにしています。
クラウドなら、どのパソコンからでもデータを取り出せるので、かなり便利ですからね。
まぁ、どうしても起動が遅いとかなら、パソコンを買い換えるのが手っ取り早いですけどね。