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ファッション業界で働く上で、カラーの知識って重要です。
とくにファッション販売に携わるなら、ファッション色彩能力検定の資格があると、色の組み合わせなどの知識や理論を理解しているので接客時などは説得力がぐんと増します。
そこで、「ファッション色彩能力検定」を取得しようと思っている方に、試験の難易度や合格率、どんな仕事に役立つなど説明していきます。
参考にしてみてください。
目次
ファッション色彩能力検定の内容
ファッション色彩能力検定とは?
ファッション色彩能力検定は、ファッション関連の業界で働く際に必要とされる色彩の知識や流通やマーケティング、ファッション商品の専門知識などを実務で活用できる能力を問う試験です。
とくに、アパレル販売などの仕事においては、商品陳列やディスプレイ、お客さまへの商品コーディネート提案などの業務で活用できる知識を身につけることができる資格です。
主催は、「一般財団法人 日本ファッション教育振興協会」で、民間資格になります。
ファッション色彩能力検定には、1級、2級、3級があります。
受験資格は?
ファッション色彩能力検定の受験には、とくに制限はなく、だれでも受験できます。また、どの級からでも受験できます。
色彩検定やカラーコーディネート検定との違いは?
ファッション色彩能力検定と色彩検定の違い
色彩検定は、ファッションに限らず色彩全般に関する知識や理論などに関する資格です。ファッション色彩能力検定が、ファッション業界と関連した色の知識などについての資格なのに対し、色彩検定は、もっと幅広い範囲での色彩の知識を学びます。
また、色彩検定は、文部科学省後援の公的資格で、主催は、A・F・Tという服飾系の団体です。
色彩のプロフェッショナルっていう感じの資格です。
そのため、最初に色彩検定の資格を取得してしまえば、ファッション色彩能力検定を取得する必要はないでしょうね。
ファッション色彩能力検定の難易度や合格率は?
2級・3級の難易度と合格率
ファッション色彩能力検定2級、3級の難易度は、それほど高くありません。むしろ、簡単な部類に入ります。2級、3級とも70%の得点が合格の目安になりますよ。
テキストの内容を抑えておけば、十分独学でも大丈夫なレベルです。
合格率は、2級が、60~65%前後、3級で、65~70%くらいです。
1級の難易度・合格率
ファッション色彩能力検定1級の合格率は、大体、30~35%くらいです。なかなか難易度は、高いです。
というのは、1級では、A科目、B科目、C科目が、それぞれ合格基準に達していることが合格要件になるためです。
科目合格がないことと試験内容も専門性が高くなるので、難易度が上がります。
就職や仕事にどう役立つの?
ファッション色彩能力検定の資格は、やはり、アパレル販売などファッション業界で働くのに役立ちます。
例えば、販売職であれば、商品陳列の際のカラーマーチャンダイジングや、ディスプレイ、さらにはお客様へのコーディネート提案、接客などに役立ちます。
アパレルの売場作りに活かせる
ハンガー什器や棚などに、商品を並べる際に、色の順番は、結構重要です。
色のトーンをどうまとめるかで、売場全体が、スッキリまとまった見えるか、雑然と見えるかが決まります。その結果、お客さんの目を惹くことができ、売場に入ってきてもらえるかどうかが決まります。
それほど色の見せ方ってポイントになります。なので色のトーンでの並べ方などの知識があると、よりまとまりがある売場を演出でき、なおかつ、インパクトのある色を目立たせることができたりするわけです。
色の見せ方って、アイキャッチになりますからね。
アパレル以外でもこんな業種に活かせる
販売以外でも、アパレル企業の商品開発、デザインなどの職種に有利です。
また、アパレル業界以外でも、インテリア関連やヘアメイクなどメイクアップ関連などの業界などで役立ちますよ。
履歴書にはどう書くの?
あと、資格を取得した場合、履歴書に記入できます。
書き方は、
「平成◯年◯月◯日ファッション色彩能力検定◯級合格」と正式名称と日付を書きます。やはり、転職や就職には有利になりますよ。
まとめ
ファッション業界で働く上で、色彩の知識があるとすごく有利です。
カラーのセンスって、つい感覚的なものに頼りがちですが、感覚だけじゃなく、理論や知識があるとカラー配列などができるし、アパレルだと接客や商品レイアウトなどで説得力も出てきますし、演出力も高まります。
ファッション色彩能力検定の資格を取得することで、ファッションと連動した色彩の知識や技法などが身につけられるので、スキルアップにもつながりますよ。