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停電で、いちばん困るのが食品類です。
冷蔵庫が使えませんから、中に入っている食品類など食べられるか?どれくらいなら大丈夫なのか?気になります。
やはり、身体に入れるものですから心配ですよね。
そこで、停電で冷蔵庫の中の飲料水や食品類について、大丈夫かどうかをリサーチしてみたので参考にしてみてください。
目次
停電のとき冷蔵庫の飲み物はどうなる?
停電の場合、冷蔵庫の水や飲み物はどうなるか、です。
飲み物については、基本的に未開封なら大丈夫です。
僕も停電を経験したことがありますが、冷蔵庫の中の未開封のジュースやペットボトルの水を飲んで体調が悪くなったり、異様な味がしたことはありません。
飲み物には、必ず消費期限が記載されています。なので消費期限内であれば、まず安心です。
気をつけるべきは、要冷蔵と書かれている飲み物です。とくに乳製品などで紙パック入りの飲み物は、要注意です。
冷蔵保存が条件での安全性なので、停電が長引いたり、猛暑の時期であれば、紙パックのものは、未開封で消費期限内であっても飲まない方がいいですよ。
ただし、停電で冷蔵庫が使えなくても冷蔵庫のドアを開けなければ、4~6時間くらいまでなら冷たい状態がキープできます。(冷蔵庫によって違いますが)
停電時に冷蔵庫をあけなければ、要冷蔵の飲み物でも飲める状態は維持できます。
あと、開封済みの飲み物は、危険なので賞味期限内であっても捨てた方がいいでしょう。
アイスや冷凍食品はどうなる?
停電のとき冷凍庫の中身はどうするかですが、冷凍庫にはアイスや冷凍食品を保存されていますが、停電中は冷凍庫のドアを開けないことです。
冷凍庫は密封状態なのでクーラーボックスみたいな状態になっています。なので停電になってもすぐに温度が上昇することはありません。
数時間程度なら冷凍庫の中のものは凍ったままの状態を保てます。どうしても気になるなら、保冷剤などを冷凍庫に入れておけば、冷たい温度を長時間維持できることも可能です。
長時間の停電の場合
長時間停電になる場合は、冷凍庫のものは次第に溶けてしまいます。アイスなどは、早めに食べてしまうのがベストです。
ただし、冷凍食品は、一度、解凍されてしまったら、再度、解凍はしないようになっています。
いったん、解凍されると、温度の変化などで水滴がつくなど食品の状態が変わり、美味しさや安全性を保証できなくなります。
けど、冷凍食品の中には「自然解凍OK」の表示のあるものは、加熱と殺菌がされているので常温で食べられます。
気をつけるものとしては、「加熱して食べるもの」です。加熱による殺菌処理が基準値までできていないわけですから、食べない方がいいですよ。
ウインナー・ハムなどの肉類は?
停電のときに冷蔵庫内の肉類については、早めに調理して食べるのがいいです。
ウインナー、ハム、ベーコンなど肉類でも、計画停電のような数時間程度の停電なら、冷蔵庫をむやみに開けなければ、とくに問題ありません。
しかし、災害による停電など復旧が長引きそうなときは、締めた状態の冷蔵庫でも最大、丸一日くらいで肉類は食べてしまう方が良いです。
しかし、冷蔵庫を何度も開けたりしていると温度が上がりますから、実際に手で触ってみて、冷たいのなら食べてもいいですが、そうじゃなければ、捨てましょう。
あと肉類を調理する場合、停電でも使える卓上コンロやガスコンロがあれば、便利ですよ。
卵・納豆などは大丈夫?
繰り返しになりますが、停電時には冷蔵庫は開けないことです。その上で、卵や納豆などはどうしたら良いのかというと、まず、卵は1~2日程度なら、生でも大丈夫です。お醤油をかけたりして食べられますよ。
あと、ガスコンロがあれば、水のストックがあるのなら、ゆで卵にしても大丈夫です。
納豆は、停電する季節にもよって違いますが、冷蔵保存していないと日持ちしないと考えておきましょう。
なので、早めに食べた方が良いですよ。
チーズ・牛乳など乳製品はどうする?
チーズや牛乳、マーガリン、ヨーグルトなどの乳製品って、通常、保存の方法の基準があって、「殺菌後は、10℃下で冷却して保存」とされています。
冷蔵庫は、約2℃~6℃程度ですから、停電でも3~4時間程度は冷えた状態を維持できます。
扉をひんぱんに開け閉めさえしなければ、大丈夫です。
食べる場合は、停電がどれくらいなのかで、違ってきます。停電から3~4時間以内なら、食べられますが、それ以上なら、乳製品は廃棄した方が安全ですよ。
魚や野菜はどうなる?
魚の場合
停電の冷蔵庫、冷凍庫の中の魚介類は、要注意です。冷蔵冷凍機能が止まることで、鮮度が保たれず、腐敗の速度も速くなります。
とはいえ、魚介類は冷蔵庫、冷凍庫とも閉めておけば、丸一日は大丈夫です。ただし生で食べる事はやめましょう。
煮る、焼くなど調理をすすることが基本です。
やはり、食中毒のリスクがあるので、生は避けましょう。
あと、どうしても不安な場合は冷蔵庫の中の魚介類に塩を振るのも手です。保存状態が維持できる有効な方法ですからね。
停電が真夏の場合は、停電後3~4時間以上経過したなら、魚介類は食しない方が安全ですよ。
野菜は?
野菜は、停電で冷蔵庫内の保冷が効かない状態でも、ある程度の期間なら食べられます。
ただし、野菜の外見の色が明らかに茶色く変色したり、野菜自体から液が出ている場合には腐敗が始まっている可能性が高いので、その場合は、捨てましょう。
ソース、ケチャップ、マヨネーズなど調味料は?
調味料はどうするべきかというと、調味料の中でも安心なのは、味噌です。常温保存で開封後でもとくに問題なく使えます。
「ハナマルキの味噌」などは、賞味期限を過ぎても腐敗の恐れがないようです。
ちなみに白いカビや表面の茶色い水などに害はありません。
他に、ソース、ケチャップ、マヨネーズ、ドレッシングなどの調味料は基本的に開封前であれば問題なく利用できます。
例えば、キューピーのマヨネーズなら、450g以下のボトル入りや瓶入りのものの消費期限は12カ月、700g以上のボトル入りのものは、10カ月と長い期間が設定されているので、安心ですよ。
開封後については、マヨネーズ、ドレッシング、ケチャップなどは、冷蔵保存で、1~3ヶ月程度の消費期限になっています。
ただし、変な臭いがしたり、変色していたら、思い切って捨ててしまう方がいいでしょう。
停電の前に知っておくといいこと
停電時はとにかく冷蔵庫も冷凍庫も極力、開けないことです。あらかじめ停電がわかっているなら、冷凍庫に保冷剤を入れておくといいですよ。
また、日頃から、あまり冷蔵庫をいっぱいにしないことです。
適量で保存しておけば、庫内の冷気が適切に循環するので、効率的なんです。
停電が急に発生しても、一定時間は冷気がキープできるので詰め込みすぎないのが効果的です。
一方、冷凍庫は詰め込んでおくことです。
停電時に冷凍庫内の温度の上昇を防げます。
まとめ
停電時における冷蔵庫、冷凍庫内の食材対応はいかがでしたでしょうか?
飲料系や調味料などは未開封であれば、ある程度は大丈夫ですが、魚や肉類は、早めに食べるか処分するのが良いですよ。
あと、むやみに冷蔵庫、冷凍庫を開けないことがポイントです。
食品は食べたり飲んだりするものですから、あやしいと思ったら、無理に食べないことです。
もったいないと思うかもしれませんが、思い切って廃棄するのも安全性を確保する上では必要なことですよ。