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夢や願望はあるけど、仕事や家事、育児などに時間を取られ、諦めてしまっている人は多いんじゃないでしょうか?
実際に、夢を叶えるために、具体的に、毎日何かをしている人って、そんなに多くないと思います。
僕もそうでしたから。
でも、忙してくても夢や理想を叶えている人はいますよね。
僕は、手帳を使って夢や願望を実現しようと思い、「逆算手帳の習慣」という本を読みました。
読み終わって、かなりの衝撃を受け、いても立ってもいられずに、すぐに逆算手帳作りを始めました。
やってみると楽しいです!
そこで、今回は、僕が体験した。逆算手帳の書き方や作り方について、解説していきますね。
目次
逆算手帳とは?
逆算手帳とは、自分の「こうありたい」をビジョンから逆算して計画し実行していく手帳です。
自分のぼんやりした願望を逆算手帳に書いて現実化させるものです。
発案者は、手帳カウンセラーのコボリジュンコさんという方で、逆算手帳は、もともとコボリさんがやっていたことをゴールから逆算で考えて行動できるツールとして体系化したものなので、だれでも簡単に逆算手帳が作れます。
僕も自分なりに逆算手帳を作ってみたので、逆算手帳の書き方や作り方のポイントや感じたことなどをまとめてみました。
逆算手帳を作ってみたいという方は、参考にしてみてくださいね。
逆算手帳の書き方や使い方
具体的に逆算手帳を書き方や使い方など、どうやって作るか、を説明していきますね。
ライフビジョンの書き方
逆算手帳を作るのにいちばん最初に作成するのが、ライフビジョンです。ライフビジョンって、自分の叶えたい未来をより明確にするものです。
今までなんとなく思い描いていた未来をはっきりとイメージできるものとしてまとめたものがライフビジョンです。
ここでは、ライフビジョンの書き方を具体的に説明していきます。
ライフビジョンの書き方のポイント
- ①8つのカテゴリーごとの理想を書く
- ②文章で表現する
- ③イメージに近いビジュアルを貼る
①円を左右半分に分け、それぞれ4つのカテゴリーにありたい理想を書く。
・右側の4つは、社会的な理想(ライフワーク、仕事、お金、人間関係)
・左側の4つは、個人的な理想(楽しみ、学び成長、ライフスタイル、健康)
②文章で表現する
たとえば、「高級ブランドのバッグ」というふうに単語だけじゃなく、~したい、~になる、~をやるなど文章で表す。
③イメージに近い写真を貼る。
雑誌やネットの画像などをプリントして、ライフビジョンに貼ります。自分がイメージするものに近い写真がいいですよ。
逆算手帳を自作する人は、以下の記事も参考に!
ウィッシュリストの作り方
ライフビジョンを描く前に実はもうひとつやらなくちゃいけない作業があるんです。
それがウィッシュリストを作ることです。
自分の願望を100個書き出す
ウィッシュリストの書き方は、自分のやりたいこと、欲しいもの、体験したいことなどを100個書き出していきます。
100個のウィッシュリストの書き方は、実現可能かどうか、今の自分にはできそうもない、手に入れられそうもない、ちょっとくだらないかな、などと自分で、制限せずに、思いつくままに書き出すことがポイントです。
100個って結構ありますよね。
いやいや、100個くらいはあるでしょうと思い、書き出してみると、案外、途中で手が止まります。
子供の頃に思い描いたこと、ある程度のお金を払えば、叶いそうなものなどなんでもいいやと思い、手当たり次第書き出しました。
でも、それでもいいんです。とにかく100個のウィッシュリストを書き出すことが大事です。
ウィッシュリストは、いったん寝かせてから、絞り込む
ウィッシュリストは、100個書き出した後、最低でも1晩、理想は1週間くらい寝かせます。
理由は、時間が経つことで、本当にやりたいことが絞り込めるからです。
いったん、寝かせて再度ウィッシュリストを見ると、「あれっ、これ興味ないや」とか「そんなにやりたいものじゃないかな」というように違和感のあるものが出てきます。
つぎに、それらを削除し、自分が本当にやりたいこと、かなえたいことを絞り込んでいきます。
ライフビジョンの8つのカテゴリーに振り分ける
そうやって、100個のウィッシュリストの中から、特に実現させたいものを選び、ライブビジョンのカテゴリーに振り分けしていきます。
ライフ逆算シートで期限を決めるコツ
そうやってライブビジョンが出来上がったら、次にライフ逆算シートを作ります。
逆算手帳と言っても、ここまでの作業では、まだ逆算していません。
ライフ逆算シートでいよいよ逆算が始まります!
逆算するためには、期限が必要ですよね。
ライフ逆算シートで決める3つの期限
①1年以内に実現したいこと
②10年以内に実現したいこと
③生きているうちに実現したいこと
先にライブビジョンで描いたことを、この3つの期限に振り分けていきます。
注意点としては、どの順番から分類するのか、です。
生きているうちに実現したい→10年以内に実現したい→1年以内に実現したい、という順番で分類していきます。
今の自分から遠い順に分ける理由は、積み上げ思考になるのを避けるためです。積み上げ思考が、NGなのは、どうしても今の自分から予測できることを優先してしまうからです。
逆算手帳の真髄は、ワクワクすること。
生きているうちにとか10年以内とかは、予測がつかないことですよね。
だから、実現できれば、ワクワクできるのです。
重要度が高く満足度が低いものを絞る
あと、ライフビジョンで8つのカテゴリーに分けた中で、自分にとって最も重要度が高くて、現在満足度が低いものは何かを絞り込むことも重要です。
つまり、達成できたらもっともインパクトが大きいものです。
それが実現すれば、他のことも達成できてしまうことについて、明確な計画を立てていくわけです。
また、ライフ逆算シートにも写真があるといいですよ。イメージ湧きやすいので!
ライフ逆算シートを書く時点では、あまり堅苦しく考えずにどんどん進めていくのいいですよ。ざっくりアウトラインを描くって感じなので、サクッと終わらせましょう。
10年逆算シートで未来をぐっと引き寄せるには?
ライフ逆算シートで大枠が決まったら、次に10年逆算シートを作ります。
10年以内にやりたいことといっても、かなり漠然としていますよね。10年先のことなんか本当にぼんやりと言うか、夢のまた夢みたいなことだと思います。
そこで、10年逆算シートでは、ぼんやり考えている10年以内にやりたいことを具体的に「いつまでにやる」のかを考えていきます。
逆算シートの書き方
10年逆算シートを作る場合も、自分にとって重要度の高いものから考えるといいですよ。
シートに西暦とそれに対応する自分の年令を書き込んでいきます。
次に、10年後にどうなっていたいのかをリアルにイメージできるよう文章を書いてきます。もちろん、画像や写真があるとイメージしやすいです。
あとは10年後から逆算し、1年毎にそのために何が必要なのかをを書き込んでいきます。
10年を、今の延長で考えると簡単には想像できないので、まずは10年後どうなっていたいのかを決めてしまうのがコツです。
何の根拠もなくていいので、自分勝手に決めましょう。
じゃないとワクワクしないですよね。
実際に作ってみるとわかりますけど、10年後の自分の年齢を書くと、ちょっと焦りも出てきて、早くやりたいことを実現しなくては、という気持にもなります。(^_^;)
まさに逆算思考の効果だと思います。
さらに年間逆算シートで夢へのステップを作る
10年逆算シートと同じ要領で、今度は年間逆算シートを作ります。
まずは、年末にどうなっていたいのか、を決めます。
ここでもワクワクするようなことを書きます。
そうして年末から逆算して、月ごとに何が必要か、何をしなくちゃいけないのかを、書き出します。
行き詰ったら、「~ということは」と自問し、どんな準備をしなくちゃいけないのかを明確にしていきます。
このときに、その準備にどれくらいの時間がかかりそうかってことも目安として記入しておくといいですよ。
その準備のためにさらに何をしなくちゃいけないのか、どれくらいかかりそうかを考える目安になります。
プロジェクト化で夢を現実に変えられる?
年間の逆算シートを作っていくと、具体的に今日何をやるのかってことが明確になります。
年間→月間→週間→1日と詳細に計画していきますからね。
ここで気をつけたいのが、単に「今日は〇〇をやる」というようにどんな行動をどれくらいするのかが曖昧になってしまうことです。
そこで、年間逆算シートを作る際に、夢の実現に向けてどんなステップを踏めば良いのかをわかりやすくしていく秘訣として、「プロジェクト化」という技があるんです。
プロジェクト化を習慣化できるといろんなことに応用できるので、仕事とかでも「デキる人」になれますよ(^o^)v
プロジェクト化とは?
逆算手帳で言うプロジェクト化とは、「期間内に目的を達成する活動」です。
どうしても達成したい目標に向け、
・期限「いつまでに」
・目的「なんのために」
・目標「なにをどうしたいのか(どう変化させたいのか)」を決めることです。
を決めることです。
具体的には、プロジェクトプランニングシートというのを作ります。
シートは基本設計、工程設計、レビューの3つです。
基本設計は、いわば企画書です。
プロジェクトのタイトルを決め、いつまでにどうなりたいのか、達成できたらどんな気持になるかを書き出します。
次に、目的を書き出します。
何のためにやりたいのかはっきりしていること、どうしても達成したいというような熱量の大きいものをプロジェクト化するといいですよ。
じゃないと続きません。
目的がはっきりしたら、どうすればそれが実現できるかを考えて書きます。さらにいつまでにと期限を決め、いつまでにどうなるのかを数値化して書いていきます。
あとは、日々の行動のために必要な方法や予算、ツールなどを具体化していきます。
次に工程設計です。
目標達成までの期間を5つ(リサーチ、トライアル、実施、習慣化、キープ)に分け、期間ごとのアクションをリスト化し、チェックできるようにします。
毎日のTO Doリストみたいなものです。
最後に、プロジェクトが終わった時点でレビューです。振り返りですね。
良かったことや次に改善すべき点などをしっかりと記録しておくことで、別のプロジェクト化にも活かせるわけです。
ただ、プロジェクト化はシートに書くだけでもかなり面倒な作業です(;_;)
なので、心から絶対やりたいとか達成したいことといった強い衝動がないと中途半端で終わるかもしれませんので、そのあたりは、しっかりと自問自答しておくと挫折しないと思うし、ほぼ確実に目標達成できると思います。
まとめ
逆算手帳は、実現したいことがある、やりたいことある、けど忙しくてなにも手を付けられないという方には、とてもおすすめの手帳です。
自分の思いを書き出して、それをいつまでに達成するのかを決め、そのために年末までにどうなっているのか、今月末までになにを、今週末までに何をするか、そして今日何をするかってことをブレイクダウンしていくことで、着実に夢に近づいていけるツールです。
本体は薄いって評価もあるけど、逆に持ち運びに楽なので、毎日携帯して、暇を見ては逆算手帳を見るようにすれば、夢に対する思いもブレないですからね。
ふだん、自分は本当はこんなものじゃないって思っているなら逆算手帳はかなりおすすめですよ。
習慣化しなければ意味がない
逆算手帳の効果を、より確かなものにするには、なんといっても習慣化していくことが大事です。毎日、続けないと意味ないですからね。
ただ、逆算手帳を作っただけになるのはもったいないですよね。
逆算手帳を習慣化する本、「逆算手帳の習慣」がおすすめ
そこで、逆算手帳がどんな効果があるのかとかどういう風に作ったらいいのかといった具体的なことを知るためにおすすめなのが、
「逆算手帳の習慣 ふわふわした夢を現実に変える」という本です。
これ、コボリジュンコさんが自ら、逆算手帳の書き方や使い方について書いている本です。すごく参考になるし、僕もこの本を読んで、実際に作りました。わかりやすいので、真似するだけでオーケーですよ。
夢を実現したいのなら、まずは期限を決めて逆算していくことです!!